[鑑賞散歩]本棚映え、角川武蔵野ミュージアム

博物館

本がズラーッと並んでいる空間って圧巻!
SNSで見かけて見にいきたいと思った人も多いのではないでしょうか。
本好き大歓喜の素敵な場所、角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。

角川武蔵野ミュージアムとは


ところざわサクラタウンにある、KADOKAWAが運営する図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設です。
この迫力のある岩のような建物が目印。
この建物自体が芸術作品! 建築家・隈研吾(くまけんご)さんが設計したものですね。

花崗岩(かこうがん)という岩で最も模様が強いものを、割肌仕上げしているそうです。
その岩が2万枚! 複雑な形はなんと61面体なのだそう・・・

中は五階建てになっており、チケットはなんと7種類も!
チケットによって入れる部屋が異なるため、どこの部屋が見たいのか「企画展/イベント」ページから確認してチケットを予約しましょう♪
チケットは事前予約制ですが、私が行ったときは当日券もありました。事前にチケット(時間指定あり)をとっておくと安心です。

私は「KCM スタンダードチケット」で入場しました。
○料金: 一般(大学生以上)1,200円 / 中学生 1,000円 / 小学生 800円 (未就学児は無料)

入場できる部屋は以下の通りです。

○入場可能エリア
・4F 本棚劇場
・4F エディットタウン-ブックストリート
・4F 荒俣ワンダー秘宝館
・4F EDIT&ART ギャラリー
・5F 武蔵野回廊

それぞれがどのような場所なのか、これから写真ととも紹介していきますね!

見どころ

■本棚劇場


私が最も見たかったのは、この本棚劇場という部屋!
高さ約8メートルの巨大本棚です。
本好きにはたまらない空間(このほかに、東洋文庫も本に囲まれていて大好き)♡

本の地層をイメージしたデザイン。
角川源義氏(角川書店の創設者)、外間守善氏(沖縄学研究者)、竹内理三氏(歴史学者)、山本建吉氏(文芸評論家)などの個人蔵書、個人的に研究をされていたものなので貴重書がたくさんあります。

紅白歌合戦でYOASOBIがこの空間を使っていたそうですね!
そのときの映像とはもちろん違いますが、30分ごとにプロジェクションマッピングがあります。

本から物語がはじまる、そのわくわく感を表現するかのよう。
本棚にプロジェクションマッピングする場所はほかにあるのでしょうか。
建物に対して行うことが多いですよね、初めて見ました!

■エディットタウン -ブックストリート

上記のような分野の本が、館内で読み放題!
約2.5万冊の本が並んでいるそうです・・・
これは私1日中過ごせてしまうよ、いや住みたい・・・

さすが、館長の松岡正剛(まつおかせいごう)氏が監修した夢の図書館。
均一な図書館は脳の構造にあっていないということで、立体違い棚が採用されています。

個人的に好きだった点は『日本の美術』を置いているところ。笑
そんなの知らない? 美術史を勉強するときに便利、各芸術分野ごとに詳しく説明されている有難い本なのです!
絶版の本なので、私はいつも古本を探したり、図書館に借りに行ったりしています。
このようなチョイスをしてくれる点も推せる〜♪

そして、こちらの天井にぶら下がっているところも素敵!
哲学的な考え好きなので、この人はこんな考えだったな、確か、と思いながら眺めました。

個人的な趣味に偏った紹介で申し訳ございません・・・
皆さんもきっと好きな分野の好きなスポットが見つかるはずです!!

■荒俣ワンダー秘宝館

荒俣宏氏が監修した部屋だそうです。
それぞれがどのようなものなのかは、ぜひ行って確認してくださいね!


個人的には、ウサギノネドコさんのものが置いてあるのが嬉しかったです♪
ウサギノネドコさんは、京都を拠点に「自然の造形美」を伝える活動をしています。
私も実際に京都店に行ったり、取り扱い店である代官山の蔦屋書店に行ったりして植物の標本を閉じこめた作品を持っています。
こちらの画像はさてなんの形かわかりますか? ぜひ考えて現地に行ってみてくださいね(ひっぱる・・・笑)

■EDIT&ART ギャラリー
角川武蔵野ミュージュアム内の現代アートギャラリーです。

私が行ったときは
《米谷健+ジュリア展》 だから私は救われたい
が開催されていました。

 

■武蔵野回廊、武蔵野ギャラリー

落ち着いた雰囲気の本棚、机、椅子。
テーマごとにセレクトされた本が置いてありました。
こちらも自由に本を読むことができます。

また、ギャラリーでは、民俗学視点から柳田国男と角川源義が取り上げれていました。
巨人伝説デイタラボッチ、武蔵野坐令和神社の展示などがありましたが、
こちらは深く掘り下げていきたいので、またの機会に記事にしますね。

JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分の場所にあります。
よかったら行ってみてください!

■武蔵野ミュージアムを知る、オススメ本


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